もじゃ日記(ユズの香り)

感想とか諸々を。

#2 睡眠障害者の解説・考察するリズムゲーム「MELATONIN」

 

さて、前回のブログでゲーム内容の解説を行いました。

 

今回は、誠に勝手にゲームの、というか主人公のパーカーのお兄さんについて考察しようかと思います。

元々言葉でストーリーがないゲームなので、完璧な妄想です。きっと「作者もそこまで考えてないよ」みたいな事も入ってると思いますのでよろしくお願いします。

 

 

 まずいきなり、第4夜のお兄さんについて。

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今までの夜のお兄さんは、何かをしていた所に寝落ちしていて、その時の夢の中という様子でゲームが進行していました。

今回のは、お兄さん目が開いています。

そして、足元に大量に転がっているエナジードリンクの空き缶。

ここから推測できるのは、「どうしても起きていたいけど思考が完全に落ちていて夢をみている」という状況かと。

ちなみに、この空き缶の量のエナジードリンクのカフェイン量は相当かと思います。耐性については個人差がありますが、ここまでいっぺんに飲んだとすると、カフェイン中毒症状が出てもおかしくないでしょう。

下手すると、死ぬ量かもしれません。

「これ以上飲んだらヤバい」という理性も外れてしまっている状態であり、相当な状態かと思います。

もしかすると「死んでもいい」という気持ちもあるかもしれません。

 

そして、この第4夜に出てくるのは「ストレス」という夢と、「過去」という夢。

ストレスは、足元に迫ってくる毒の沼の様な水面から梯子を伝って逃げ続ける夢。

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曲も鬱屈としていて、確実に辛い様子がわかります。

 

過去は、流れてくる写真(チェキ?)をライターで燃やすという夢。

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個人的にチェキ撮るのを最近始めてハマっていて、彼女氏と遊びにいくとお互い写真をたくさん撮る事が好きなのでこの面は辛かったです。

フィルムだって結構高いのに…うわぁワイドチェキだ…思い出が…とかぶつぶつ言いながら遊びました。

チェキに限らず、写真を燃やす事って復元出来ない場合もあるので、相当忘れたいんだ…と思います。

 

この2つはおそらく、このパーカーのお兄さんに起きた現実の辛い出来事を反映しているのだと思うのですが、もう2つある夢は、明るく可愛い内容。

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「欲求」ではクレーンゲームで様々なものを掴み取る夢。

「未来」ではシューティングゲームで遊ぶ夢。

 

この2つですが、この面が「逃げたい事」「忘れたい事」などのマイナス的な出来事だとしたらば。

一見可愛く見えても、マイナスなのだとしたらどうだろうと考えてみます。

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クレーンゲームでは家や宝石、お金などの「価値のあるもの」を掴んでゆきます。

当然クレーンゲームなので、掴めない事もあります。

そこから飛躍して思うに、「掴もうとして掴めなかった」という事実を反芻して、この夢になっているのではないか。

ちなみにこの前の面でお金は別の夢として出てきます。

 

個人的には「家」(一軒家)が景品で出てくるのが興味深く、新しく家を手に入れるという事って相当な人生の出来事かと思います。大きい買い物ですし。

 

でも今住んでいる家を出て、明らかに今のお兄さんの家より広い建物の家を手に入れたい、と思う事って相当ですよね。

 

(ちょっと飛躍すぎかもしれませんが)

この相当な出来事に値する、つまり誰かと一緒に住む様な事を、このお兄さんは考えていた可能性がある様に思います。

 

その前の前提として、前の面にある「デート(日本語訳で恋愛関係)」の夢では出会い系アプリを使っている事もわかります。つまり、彼女/彼氏/恋人/などがこのお兄さんには存在したのかもしれない。少なくともお兄さんの中にこれらの存在について考えていた時間があるという事です。

 

これを踏まえて、過去の夢で写真を燃やしている状態というのは、誰か(=恋人)との思い出を消したいという事なのではないでしょうか。

それも、このスマホ社会で写真の保存はデジタル形式である事がほとんどの中で、わざわざ現像されたフィルムの形式で取ってある写真を、そこまでした思い出の物を消し去りたい。

(思い出を分かりやすく概念化してる可能性はありますが…)

 

という事は、お兄さんは恋人と別れてしまったのではないかと推測します。

今回の考察は、この恋人と別れた状態というのを前提にして考えてゆきたいと思います。

 

シューティングゲームの「未来」はどうゆう意味か。

忘れたい出来事なのだとしたら、恋人とお兄さんが、一緒に考えていた「未来」を忘れたいのかなと思います。

前の面でVRシューティングゲームをしていたお兄さんなので、おそらくゲームを遊ぶのは趣味かと思います。

なので、その恋人ともゲームをした「思い出」が存在するのではないか。

それを消したい・忘れたいという事実から、敵を撃っていくゲームに夢がなっているのではないでしょうか。

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こう考えると、第4夜は「忘れたい事」についての夢なのかと結論付けられそうです。

 

 

 

そして、第3夜ではヨガをしているお兄さんの夢という形式でゲームが進みます。

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なぜヨガをしようと思ったのか。

たくさん小さな植物を並べ、アロマデュフューザーも置いてあるのを思うに、精神統一がしたかったのではないかと思います。ヨガにはその効果もあります。

乱れた気持ちを落ち着けたい。そんな様子があったのではないでしょうか。

この乱れた気持ちも、恋人と別れたショックが理由だとしたら。

色々な事を試して、早く忘れようとしたかったのかもしれません。

 

恐らく、精神統一をしてる間に壮大な事を考えようとしてたのでしょうか。その結果が「時間」「心」「宇宙」「自然」というアバウトな内容の夢になっているのでしょう。

 

 

 

第2夜では、仕事途中に寝落ちしているお兄さんの夢になります。

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そもそもその体勢では寝落ちるだろうよ。

 

ここで既に、ソファの周りにたくさんのコーヒーを飲んだ跡があります。

先のカフェイン中毒でも言いましたが、これぐらいの量のコーヒーを仮に全部飲んでいたとしたら、結構な量になるかと思います。

この時点でかなり逃げたい出来事なのが伺えます。

 

私個人的な話ですが、前のブログでもお話している双極性障害という精神障害が酷く出た最初の時、鬱状態になっていても仕事はずっと続けていて辞める、休むという思考は当初全くありませんでした。

というのと、鬱で落ち込んでいても仕事を忙しくやっていたらそんな事も忘れられるという、今思えば余計に鬱ループになる状態でした。

このお兄さんも強いストレス=恋人との別れがあったとしたら。仕事を続けて夜もやっていれば、辛い事も忘れられていたのかもしれません。

 

 ちなみにソファの上にあるカレンダーに、丸が付いている日がありますが、まだ締切まで1週間以上はありそうです。

少しでも進めたい仕事なのかもしれませんが、普通こんな深夜まで残業してまで進めないとならない事態って、もう少し締切まで切羽詰まった頃の様に思います。

(これは仕事内容で全く違うので完璧に妄想です)

なので、急を要する訳ではないけど、嫌な事を忘れられるから仕事をしている、という感じかと思います。

 

ぶっちゃけここまで来てたらかなり辛いと思うので、この時点で眠れない事/寝たくない事について病院とか行っても良かったんじゃないか…とも思いますが。皆様どう思われてるでしょうか。尺度がちょっと分からないです。

 

第2夜のここで登場する夢は「エクササイズ」「仕事」「お金」「恋愛関係」です。

これらに共通するのは「やっていれば辛い事を忘れられるもの」という感じでしょうか。

それか単純に「楽しかった事」「理想」かもしれません。

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最後に第1夜、ここは色々なものを食べながらスマホをいじってたら寝落ちしている夢です。

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そのせいか、基本的な欲求の夢に近いかと思います。

「食べ物」「ショッピング」「テクノロジー」「フォロワー」という夢ですが、食欲、物欲(支配欲にも近いかも)、自己実現欲求、承認欲求という感じでしょうか。

これらが、お兄さんが恋人と別れた前提で考えるとつまり、食べて忘れよう、何か新しい物を買って忘れよう、遊んで忘れよう、認めて貰って忘れようという感じになります。

最初は基本的な事をしてみていたのかもしれません。

それがエスカレートして、最後のあの大量のカフェイン摂取に繋がっているのでしょう。

 

 

それでも忘れられない存在って、相当、このお兄さんは恋人の事が好きだったのでしょう。

まぁどんな恋愛でも別れたら辛いものですし、失恋は中々癒えない傷になります。

(私も昔そうでした)

 

お兄さんが仕事をしているというのを踏まえると、歳は20代後半か30代ぐらいでしょうか。

そのくらいの年代の恋愛となると、先に述べた将来(引っ越したり家を買ったり)という事の未来を考えていたというのも納得いきます。

結婚も考えていたかもしれません。

若い人の恋愛と比べるのは違うかもしれませんが、色々将来を考えていたその分ダメージが大きかったかもしれませんね。

 

ここで基本的な事に立ち返ってみますと、このお兄さんは「眠りたくない」という状態が成立しています。

最初の頃こそなんとなくダラダラ起きている感じもありましたが、段々とコーヒーを大量に飲んだりと、明らかに眠るという事に対して反抗していると思います。

というのを第4夜で出した仮説の恋人と別れた事実があるとしたら、「眠る事が怖い」=「眠ると恋人を思い出してしまう」「夢を見たくない」という事態なのかもしれません。

 

しかし、この寝落ちしている状態というのは睡眠がおおむね浅い状態にあります。

なのでその状態では夢を見やすいので、お兄さんが色々眠ることに抗ってたのはある意味逆効果かもしれません。

 

このゲームのタイトルの「MELATONIN」も睡眠ホルモンであるように、眠る事についてがテーマなのは明確ですが、最後のチャプターは「朝」であり、これは誰にも平等に訪れる事です。

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このお兄さんも、朝でうとうと眠り、目が覚めた所でゲームは終わりました。

この時に印象的なのが、隣の部屋から差している日差し=光です。

今までのチャプターでは夜中にアラームやテレビの音などで起きていたので、朝についての描写はありませんでした。

このお兄さんにも朝が訪れている様に、必ず光は差すものである。という事の比喩表現にも思える終わり方です。

 

これは想像ですが、この朝を迎えたお兄さんは「自分何してたんだろう」と我に帰っている様に私は思いました。

 

最後のチャプターは今まで全てのリズムゲームのリミックスなので、全て振り返る内容です。

それが、今までの全ては無駄じゃない。忘れたくても忘れられないのは、それが自分の「経験」になって強くなる事だから。

(ゲームとしても出来なかった面が出来る様になったりと強くなる事があります)

 

そんなメッセージすらある様に感じました。

なので、つまり失恋の傷もいつかは癒えるよというメッセージも込められている様にも捉えられます。

 

 

ちょっと余談ですが。私の持っている精神障害も、鬱状態では過睡眠になりやすく昼夜逆転しやすいので、朝が来ると割と辛い事の方が多いです。

そもそもものすごい夜型なので朝に弱く、酷いときは朝=絶望感の訪れ、という時もよくあります。前にお話した、眠れず朝になってしまった時も同様の事があります。

それがエスカレートして、眠る事自体が怖い時も、私も確かにありました。なのでお兄さんの気持ちは少し分かる様に思っています。

 

それでも、睡眠薬などの治療をして、きちんと夜に眠り朝に起きる、という生活に戻す事も可能です。

なので、眠る事は怖くないよ。というメッセージ性もある様に、私は感じました。

このメラトニンによって、プレイした人が良く眠れます様に。という優しい気持ちがあったら、それは素敵だと思います。

 

 

ぶっちゃけ「作者もそこまで考えてないと思うよ」はめちゃくちゃあると思います。

だってこれら全て妄想でしかありませんから。

 

それでも、考察癖のある私にとっては、非常に楽しい題材でした。

ストーリーに言葉のないゲームは、こうゆう事ができるので楽しいですね。

素敵なチルい曲を楽しみながら、ぜひ皆様にも遊んでもらいたいです。

 

 

 

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#1 睡眠障害者の解説・考察するリズムゲーム「MELATONIN」

皆様こんばんは。

前回の記事から半年ぐらい、自分は仕事を退職して少し楽になりました。

仕事に追われるのが辛いという訳ではなく、逆にやる事がぶっちゃけ全然ない日々に張り合いが無く、やる気も削がれ、もうこれは別の事をしようかなという気分で退職に至りました。

まぁ、精神障害がある人にそんな沢山仕事持ち込まないだろうな、というのは勿論有りますが。

 

前回休職時に遊んだ、デスストランディングの感想はこちらから。3回に別れてます。(非常に長い)

 

#1 精神障害者がデス・ストランディングで救われた話 - もじゃ日記(ユズの香り) https://mojyayuzuki.hatenablog.com/entry/2023/05/01/212036

 

精神障害がある事は上記の通りなのですが、同じ様に(恐らく)物心ついた頃からの入眠障害があり、寝付くのに2時間以上掛かる事も昔からよくあります。

眠くてあくびも出て、身体も疲れて布団に入って心地いい状態で、さぁいつでも寝れるぞと思っても、脳はしっかり動いて考え事をして働いているのが止まらず止められず、そのまま朝になって起きる時間…一睡も出来てない…というのがかなり常習的に起こっていて、中々苦痛でした。

2年ほど前から睡眠薬を病院で処方されているので、少し楽にはなりました。

ただこの睡眠薬というのも、私の場合眠れない時だけ飲む、とやろうとしても結局毎日服用しないと眠れないので常飲しているのですが、体がどうしても薬に対して耐性がついてしまいます。

種類によっては依存性があるものもあり、薬を変えてもしばらく離脱作用で眠れなくなってしまったり。中々難しいのです。

今までもかなりの種類を飲んでみては耐性が付いて量を増やして、副作用が出たから変えて…というのを繰り返していて、睡眠薬ジプシーとでも言う様な状態です。

人として当たり前に備わっているはずの、眠るという行動が、私にとっては中々難しいものです。ポケモンスリープのスコアも酷いもんです。

付き合ってる彼女氏の寝るスピード(10分ぐらいで寝息が聞こえてくる)の速さに日々羨ましいな…と思う毎日です。

 

 

さて今回退職するにあたり、時間が取れる様になったらゆっくり遊ぼうと思っていたゲームを遊びました。

今回は「MELATONIN」というゲーム。

個人的にファンである三人称の鉄塔さんが遊んでいたのをちょっと見て、雰囲気が良さそうだったのでやってみようと思ってたものでした。

 

ゲームの公式説明にもあるように、ドリーミーな世界観。

steam版とSwitch版が配信されております。

 

steam版:

https://store.steampowered.com/app/1585220/Melatonin/

 

Switch版:

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000068212.html

 

 

私は両方とも持っていますが、Switch版はチャプター変更時などの読み込みが長いのが難点。気軽に遊べるのはとても良いです。

steam版はsteam Deckにも対応しています。

 

ちなみにメラトニンとは、脳の松果体という場所から分泌されるホルモンの名前で、別名「睡眠ホルモン」とも呼ばれる物質です。

分泌量によって一日の体内時計のリズムを整える作用があるらしいです。分泌量が多くなると眠くなる=体内時計が夜になる、という感じみたいです。

逆の作用があるのは、セロトニン

 

 

ゲームジャンルとしては、リズムゲーム

私たちアラサー世代としては懐かしい「リズム天国」を思わせるようなゲーム性です。

というか大体リズム天国。あれにハマった人はきっと楽しく遊べると思います。

ただ、タイミング判定はかなりシビア。

設定から、判定ラインを大きくする事も出来る(実質難易度下げる設定)のですが、それでもリズムゲーム苦手な方はちょっと苦労するかと思います。

 

ちなみに私は、リズム天国を当時友達が持ってたのをやらせて貰った時は全く出来なくて無理ダァと早々に諦めました。

なので、私はリズムゲームがそもそも苦手です。メトロノームで一定のリズムを取る事もかなり苦手なので、リズム感あんまり無いんだと思います。

楽器もギター少しやってましたが、コード押さえるのに必死でリズム良く演奏するのは苦手でした。

このゲームをやるのも結構苦労しました。色々な設定をいじって、タイミング調整をして、ノーツが出る様にして…などなど。

それでも楽曲が非常に良く、世界観も好みだったのでスコア良いのが取れる様に周回したりと楽しませて頂きました。

 

#1では、ゲームの感想・解説という風にお話していこうと思います。

 

さてこのゲーム、ストーリーというのはあるのですが、言葉では語られていません。

主人公のピンクのパーカーを着たお兄さんも、様子が垣間見えるだけで目的や考えなどは直接出てきません。

基本的に眠っている所の夢を遊んでいくシステム。

ほとんど寝落ちしてます。

腰痛くなるよ〜大丈夫か〜とずっと思ってました。

 

夢の内容がリズムゲームになっていますが、最初の1面(日本語訳で第1夜)は、食事、買い物、ゲーム、SNSのフォロワー数という日常的な事柄に関する夢。

飛んでくるピザやドーナツをタイミングよく口でキャッチしたり

クレカを切りまくったり。伝票が恐ろしい長さになってるのはちょっと恐怖かも。

 

基本的に、4つの夢を遊んで、4つリミックスされたボスステージ?の様な所を遊んだら、次の面という様に進んでいきます。

全て色合いが統一された世界観で、かわいい雰囲気が詰まっています。オシャレ。

個人的にはここの青い鳥のアイコンは一生変えないで欲しい。

 

 

第2夜では、エクササイズ、仕事、お金、デートという「上手くやりたい事=理想」なのかなと思う事柄の夢。ここから左右指定のノーツが出てきます。

いきなりリズムが取りづらい曲(良い曲です)で苦労したエクササイズ。

ビルドアップはやはり男性にとっての理想なのでしょうか。ムキムキでも目の下のクマは変わらずなのでちょっと不気味さもある様な。身長まで変わってますね。

 

メニュー画面もオシャレ。

 

個人的にデートの楽曲が非常に好き。

出会い系アプリ(思いっきりTinderだろうな…というアイコン)の投稿にいいね/低評価を付けていく内容なのですが、ノーツ数が少なく落ち着いてやればパーフェクトが狙いやすい内容です。

クソ投稿はそのままクソで笑いました。

 

曲に関しては、Spotifyでサントラが配信されているので、そちらを先に聞いてみるのも良いですがゲーム遊んだ後にも聞くとより楽しいかと。

https://spotify.link/pjdPT9FMWDb

 

 

ここのお兄さんは、ノートパソコンで何かをしていた所そのまま寝落ち。首痛くなりそう。

 

第3夜は、時間、心、宇宙、自然といった概念的なものがテーマ。

短い長押し、長い長押しや一定リズムを要求されるステージなど、この辺から難易度が上がります。

特に心のステージは、一定のリズムを常に取っていくものなので、リズム感無い私にはかなり難しかったです。出来ない人はとことん出来ないステージかと。

 

宇宙のステージは長押しなのですが、ノーツが空いているので比較的簡単でした。飛んでゆくロケットのアニメーションも可愛い。

ちなみにこのゲーム、(説明によると)手書きイラストらしく、するする動くアニメーションには感動します。

 

 

ここの面はヨガをしてみたお兄さんがそのまま寝落ちしてます。首痛くなるよー!

 

 

第4夜は、ストレス、過去、欲求、未来という内容。

ここで上キーが登場するので、ちょっと最初は混乱しました。

 

全ステージで一番出来なかったのが未来のステージ。左右上同時押しが全て混ざってて、かつノーツの間隔が短いので大混乱。

曲はめちゃくちゃ良いだけあって、何回やっても上手く出来ないのが悔しかったです。

これも失敗してる所。

 

この面の辺りでお兄さんの様子が確実におかしくなります。

寝てない!目開いてるよ!開いたまま夢見てる!

よく見るとエナジードリンクの空き缶がたくさん転がっていて、およそ普通の状態ではなさそう。

 

そこに「ストレス」という、ひたすら迫る水面から逃げていく面があり、「過去」では写真を燃やしていく様子が出てきます。

ここの辺りから次の回は詳しく考察します。

 

 

ここが終わると、「朝」という最後の面に向かいます。

そのまま寝落ちして、朝になり、ようやくうとうとしたお兄さんの夢の中のステージ。

ここは1つだけで総集編であり、今まで全てのステージのリミックスです。

単純に長いのと、全ての要素が入ってくるので結構苦労しました。最後だろうから☆3(パーフェクト一つ手前)が取りたくて何回かやり直しました。

 

ここの曲が「New Day」というタイトルで配信されており、クリアした後の今ではお気に入りの一曲です。最後の演出が良すぎて大好きな面です。

 

そして、光に目が覚めて、ゲームは終わります。

 

 

ここまで遊ぶのに、およそ3時間ぐらいでしょうか。ボリュームとしてはさほど多くはなく、2000円を超えない値段設定的にはちょうどいい量かと思います。

 

私は風ノ旅ビトの様な、言葉よりも雰囲気で全てを語るいわゆる雰囲気ゲームというジャンルがとても好きで、このゲームもその例に漏れず非常に好きなものになりました。大満足。

自分自身がずっと悩み困っていた「睡眠」が一つのテーマになっていて、興味が湧いたのもひとつあるでしょう。

また好きなゲームの特徴として、曲が好きというのもあるのですが、このゲームに使われている「Lo-fi music」というジャンルが元々とても好きでしたのでまぁハマるでしょうという感想。

 

YouTubeでlofi Girlという24時間ライブ配信で、Lo-fi musicを流している番組はご存知でしょうか。

世界中の人から愛されて、チャット欄には多数の言語が飛び交うものなのですが、私も眠れない日はこの番組をずっと流して、寝落ちするのを待っていたりしております。

https://www.youtube.com/live/jfKfPfyJRdk?si=78Di6N14i8WtPfyp

ジブリ風のアニメーションが延々と続いていて、窓の外の日差しも時間帯によって変わっていきます。

こんな感じの、いい雰囲気をゲームにした様な。そんなゲームでした。

 

ちなみに、Special thanksでつんく♂さんのお名前が載っていたので、恐らくリズム天国に本当に影響を受けて作られたゲームかと思います。

リズム天国って海外でも愛されてるゲームだったんだなぁと改めて思いました。

 

そんな、素敵なゲームでした。

次回は、ゲームでは直接語られていないストーリー(というかパーカーのお兄さん)について考察していきます。

 

 

ゲーム画面引用:私の配信からのスクリーンショットより。

https://www.youtube.com/live/1F9xEfFMtFQ?si=Hs0pSEbVGn9JAqFB

 

#3 精神障害者がデス・ストランディングで救われた話

 

さてここからは物語の核心、エンディングまでの話です。

非常に長くなってしまいました。

読むのに30分ぐらいかかるので、お時間に余裕を持ってください。

 

 

この辺りから私はこのゲームにどハマりして、1日7〜10時間近く遊んでいました。

結論から言うと、再スタートしてから確か実働8日でクリアまで行きました。

きっとデスストの世界に私が居たら速攻ミュールになっている事でしょう。

 

「仕事を休んでいるのにゲームしとるんか」と、真面目な方からは言われそうですが、無気力で生きる価値や意味を失った人間が、ここまで熱中出来る様になった、と思うと悪い事ばかりでは無いのです。

実際、精神科病院の先生にも「前回は生きる事も嫌なぐらい気力が無かったけど、ゲームする気力が出てきたんですね、良いですね」と肯定されました。

 

 

さて本題。

ま〜そうだろうな!とは思いつつも、ヒッグスを倒しても話は終わりません。

ヒッグスとの殴り合いで、サムの顔はボコボコ。その顔もなんとなく紅の豚を連想させます。

ここで、ハートマンが議題に出していた、「絶滅体」の話が出てきます。

アメリは、やはり絶滅体。この世の全ての人間を絶滅に追いやる力を持っています。

それでも、世界を繋ぎたい。そう言います。

(その理由は最後に判明します)

 

その上で、実はアメリは肉体がビーチに居るので、わざわざサムが西の果てに迎えに来なくても(多分)好きな所に行けるというのも判明します。

そのサムの返し方がまた笑ってしまう。世界一分かりやすい説明。

またそのアメリの返しも秀逸。他言語だとどうなってるのでしょうか。

確かに彼女はビーチ姫。

 

そしてこの後、「走るのよ!」と言われ突然浜辺を走る2人の映像が映ります。ここ恐らく何かのオマージュなのかとは思うのですが、分からない身からするとちょっと不自然。何だろう。

まぁサムが楽しそうなので良いか。

見た事ないぜそんな笑顔。

 

その後、アメリのこのビーチに、ブリジットとダイハードマン、更にクリフが登場。

ブリジットに銃を向けるダイハードマン。「責任」とは一体。

その後に登場するクリフ、ダイハードマンとは何故か知り合いの様。

仮面を外すダイハードマン。

その場にしゃがみ込み「赦して」と震えた声で告げます。こんな大塚明夫さんの声聞いた事ない。驚きました。

その様子を崖の上から見ていたアメリとサム。

クリフがサムが連れているBBに気付き、こちらに進撃します。この進撃の指示出すマッツカッコいいんだよな。

そしてアメリに突然崖から突き落とされ、「結び目」に行き、元の世界に戻ります。

 

元の世界で、タールベルトを何故か渡った先の、西の果てに居るサムに「みんなキャピタル・ノットシティに居るから戻ってこい」と告げられます。

いや物凄い距離じゃない?帰るんかいなと思いながらも、来た道を戻る事に。

その際、配送荷物は無いので、私はやりたかった事に挑戦。

それは、ほとんど今まで乗らなかったバイクで帰り道を制覇する事。

スタート地点からはギリギリバイクが1台生成出来る物資があります。

なるべく崖のない道を丹念にルート選択して、雪山だろうが岩場だろうがゴリゴリ進みます。

サムのお尻がちょっと不安。岩もウィリーして乗り越えて進んでるので、とてつもない衝撃がずっとお尻に来ているはず。

バイクに乗りっぱなしだとお尻にダメージが来るというのは、水曜どうでしょうで良く分かってるので、大丈夫だろうか。

 

と思ったらノーマン・リーダスにも褒められる踏破。

 

バッテリーがギリギリになったら、発電機を建てて充電をして、バイクがボロボロになったらセーフハウスに格納して修理して貰い、なんとか繋げて進みます。

雪山でオーロラが見えました。綺麗。

 

そんなこんなで進むと、自分がサウス・ノットシティからレイク・ノットシティまであらかじめ作ってた国道まで辿り着きます。

修理の休憩を除いて、一度もバイクから降りずにレイク・ノットシティまで辿り着きました。BTの座礁地帯も全て回避してきたので全く降りませんでした。

 

途中、何度かデッドマンからBBに関する事実を伝えられます。

BBの開発はブリジット大統領が倫理的に反するので凍結した、というのが表向きの発表ですが、実はその裏で秘密裏に開発は進められていた、という事。

カイラル通信は、ビーチを経由する時にBBを媒体にして繋いでいる通信技術であり、人柱として大量のBBが、各地の通信装置にそれぞれ組み込まれてるという事。

だから、エッジ・ノットシティに納品する「カイラル通信起動ユニット」がBBポットだったわけです。

正直ウワ…と思いましたが、これを推し進めていたブリジット大統領はこの事を把握した上で推進していた訳です。

そのまま成長すれば人間として産まれてくるはずの子供を、アメリカ全人口からすれば少しの犠牲の上で国の再建に繋げる、という計画。まさにトロッコ理論ですね。

というか、そもそもBBは「脳死した母親から摘出された妊娠28週前後の胎児」から出来て居る訳で、そんな母親が脳死した状態が自然に沢山出来る訳ありません。

それもきっと、ブリジット大統領は意図的にBBを大量に生産する様に、母親が脳死する状態を作る様に仕組んでいたのでしょう。恐ろしい。

サムが連れているBB(ルーと名付けられてます)はBB-28という製造番号が付いているので、少なくとも28人以上のBBが存在している訳です。

サムも「前に使ったBBは不良品だった」と以前話しているので、ブリッジズのポーターからして見たらそこまで超特別な装備ではないのでしょう。

「怖い」と思える様に、心が随分戻ってきた感じがしました。

 

あなおそろしや。

 

 

ここでレイク・ノットシティまでの道を進んでいた途中、あれ?あの雲やばくない?と気付きました。しかし勢いのまま、そのまま進んでしまいました。

そこで引き返して、殺傷武器を作るべきだった…………。

いつも予想は出来ても決定的な事には気付けないのが私です。

 

案の定、そのままスーパーセル(大嵐)に巻き込まれて、また戦場のビーチに連れて行かれます。

という事は…

マッツだー!!!

マッツ!!!3度目だ!!!

3度目でもめちゃめちゃカッコいい。

ここのマッツの吸っていた煙草からタールに引火して水面が燃え上がる演出めちゃくちゃかっこよかったです。

 

この時、戦場では殺傷武器しか効かないので、完全に丸腰で挑む事になります。

落ちてるアサルトライフル(レベル2)のみで挑むのは、なかなか骨が折れました。

しかも、敵AIが進化したのか、今まではこちらに気づくと真っ直ぐ向かってきたのが、マッツ&4人の骸骨兵士からゆっくり全方向から包囲される様になりました。これでちょっと苦戦しました。

ただ、マッツを叩けばクリアになるのを今までの経験上分かっていたので、なるべくマッツを狙って何とかやり直し無しでクリア。

 

ボロボロになりながらも、BBを求めてくるクリフ。

今までの様に強引にBBを奪う様な感じが無く、サムも今までの回想でこのBBの父親がクリフである事を察している為、そっとBBを見せる様に渡します。

そこで、何故かクリフはBBをサムに返し、サムを優しく抱きしめます。しかもサムの名前を知っている様子。何故。全然分からなかった。

戦地が明るくなって、サムは何故かポート・ノットシティまで戻ります。

 

ここからもオーロラが綺麗に見えた。

 

そこから、ブリッジズのメンバーみんなをジャンプで飛ばしてきたフラジャイルが昏睡状態にあると告げられます。

その治療に大量のクリプトビオシス(食べると造血作用と時雨耐性が付くクマムシ)が必要で、それはフラジャイル・エクスプレスが持っていたので運んできて欲しいとの事。

最後の配達かー、と思いながらも進みますが、ずっと時雨の豪雨状態なのでかなり大変。しかも荷物は水没厳禁。今まで自分が建設した物も全て無くなった状態にされる上に、カイラル通信が不安定なので装備が作れない状態に。

ケース・リペアスプレーが一個も無い状態で進んで、BTも大量に座礁していて、何故か序盤のエリアなのにミュールもテロリストになっていてえらいこっちゃでした。

極め付けに、皆んなが待つキャピタル・ノットシティに辿り着く直前に大きなクジラの様な巨大BTが現れます。見えない壁があって倒さないと進めない様子。(必死だったので写真忘れました)

前にネットでちらりと見ていたので、ここに現れる金色のハンターBTに引きずり込まれると即死というのを知っており、走り回りながら倒しました。

あんな巨大なBT倒してもカイラル結晶こんなもんかいなとか毎回思います。だって巨大BTが全身金色のカイラル結晶になってパーン!と弾けるんだからそのぐらいあっても良くない?20万cgは欲しい。

ニョキニョキ生えてくる様子は見てて楽しい。 

 

その後、全員集まっている隔離病棟に向かい、フラジャイルを回復させます。(と言ってもフラフラ)

この時点で、アメリが絶滅体であり、このままだと「ラスト・ストランディング」という全人類の絶滅を招くので、アメリをビーチに行って止めないといけない!という状態になっています。

アメリアメリカ全土をカイラル通信で繋ぎたかったのは、(確か)カイラル通信で世界そのものをあの世との境目のビーチに近づけて、ラスト・ストランディングを起こす為の下準備だったのです。(違ってたらすいません)

 

アメリを止める事が出来るのは、幼い頃からずっとアメリと一緒にビーチで過ごしてきて、絆の強いサムだけ。

サムが説得に失敗すればラスト・ストランディングは起きてしまうし、説得に成功したとしてもアメリのビーチからサムが帰ってこれる確実性はありません。(確か、アメリが帰さない限り、アメリのビーチから出られない為)

 

それでも、サムは行く事を決断します。

最初はアメリカ再建なんてどうでもいい、俺は荷物を運ぶだけだ、と言っていたサムからすると大きな思考の変化だと思います。

私は、最初サムは人を愛せないのだと思っていました。

だけど、アメリカ全土を渡り、ルーという大切な存在が生まれ、運ぶべき荷物が無くても仲間の元に戻る姿は、明らかに最初の態度とは違っています。

その様子に、感情を失い心が最初は凍りついていた私も「アメリを止めなきゃ」という様に思う事になります。

サムの心が、私の心も動かしたのです。

これについては、本当に感謝しています。

 

ギリギリの力で、フラジャイルにアメリのビーチに飛ばして貰います。

これがサムを見る最後かもしれない。

ブリッジズのメンバーとフラジャイルは、それでも彼を送り出すのです。

 

 

そしてビーチに辿り着くも、まぁ指令のアバウトな事よ。

目の前に見えているのは地球でしょうか。

だとしたら、ここは宇宙なのかも。

 

ここで、またもや大苦戦をします。

世界の絶滅を、サムと一緒に見届けるか、それを思いとどまらせるか。

その判断を、アメリはサムに委ねます。

その際に渡されたのは、ダイハードマンが持っていたリボルバー

 

沖に向かうアメリを、どうにかして止めないといけない。

アメリの悲痛な声に私は泣きながら、アメリに向かって銃を向けます。

しかし、発砲しても弾が亜空間に消える様な感じで、アメリには効きません。

え?と思いながら右往左往していると、画面が変わり、アメリが力を使って世界が真っ白になります。

「もう一度繋げますか?」と、ダイアログが出てきます。つまり絶滅起きちゃったという事。

失敗やんか!とちょっと笑いながら、やり直しますが、銃が効かないし近づいても何も起きないし。どうすれば良いんだ?と、ここで更に3回ほど絶滅を起こしちゃいました。ごめん世界。

いや、わからん…と思い、例のごとく「ヒント」と検索すると答えがバーンと出てきました。いやだからヒントって言ってるやんか!と思いながら、ようやく先に進みました。

ちなみに正解は、銃の装備を外し、アメリに近づいて抱き締める。です。

銃の装備が外せる事には気付いていたのですが、アメリに近づくというのが出来てなかったのでした。いつも核心に辿り着けない私らしい。

 

 

無事にアメリを思い止まらせる事に成功しますが、それはつまり絶滅体のアメリが、いずれ必ず起きる人類の絶滅を数十万年、下手したら数千万年掛かるかもしれない途方もない時間、ここで見届けさせるという選択です。

そんなの残酷過ぎる、と思いながらもアメリは決意します。

いずれ必ず起きる人類の絶滅を、アメリはずっとただ見届けるのは辛いから、自分が起こせるのなら今に早めても良いだろう、と思っていたのを、サムが望むなら人々の未来を少し、先延ばしにするという決断です。

それが、絶滅体であるアメリの役目だと。

その決意を聞きながら、私はずっと泣いていました。

過酷過ぎる役目。目的が違ったとしても、バラバラになった世界をもう一度繋げるという役を果たしても、彼女は1人で世界の終わりを見届けるという人柱になる事を引き受けないとならない。

そんなの辛過ぎる。それでもその役目は必ず引き受けなければ、サム達の生きる明日は無い。

ずっと涙が止まりませんでした。

 

その後、アメリとブリジットの関係、本当の秘密、何故アメリは一度も実体を誰の前にも表さなかったのか。などが語られます。

その時、アメリがよく歌っていた「ロンドン橋落ちる」の童謡の意味が分かります。

歌の最後に「マイ・フェア・レディ」とあるのですが、これがロンドン橋が建てられる時に生き埋めにされた人柱の女性を指すという伝承があるのです。もちろんそれが本当かは分かりませんが、まさにアメリは人柱。アメリの役目を歌っているのでしょう。

この歌は、サムと出会う最初からアメリはずっと歌っているのですが、(憶測ですが)自身が世界を見届ける人柱になる事を示していたのでしょう。

そういえば、カイラル・プリンターに素材を入れた時の音も「ロンドン橋落ちる」ですね。

 

 

そしてタイトル回収。

サムのビーチから、元の世界に帰ります。

後から分かりますが、ブリッジズのメンバー全員がサムを探して、連れ戻してくれたのです。

 

 

ここで終わりかと思いきや、まだ終わらない。

時は変わり、新大統領の就任式。

ダイハードマンが跡を継ぐ形で大統領になります。もう過去を捨てた印の仮面は外します。

「誰か」であるサムはそっと、就任式を後にします。

 

そこでサムが出て行ったのを見ていたデッドマンが追いかけてきます。

接触恐怖症が治ったサムを、力一杯抱きしめます。デッドマンは元々人に触りたがる癖があるので、ずっと望んでいた事でしょう。

ここも私は胸が温かくなりました。

 

そしてデッドマンから簡単に、ダイハードマンこと「ジョン」の過去を知ります。

ジョンはブリジット大統領に全てを捧げていた為、過去の戦地で何度も命を助けてくれたクリフを、BBを何としても取り返すためにブリジットの命令で撃ち殺したのです。

その後、ジョンは死亡した事になっていますが、ダイハードマンとして名前と過去を捨ててブリジット大統領の補佐官として就任していたのです。

 

それを告げると、ダイハードマンが就任式を終えて歩いてきます。

デッドマンが去り、ダイハードマンとすれ違う時に、呼び止められます。

そこで、さっきデッドマンから聞いた事を、ダイハードマンの口から懺悔の様に聞かされます。

彼は、ブリジット大統領を愛していた。

彼女を守る為に、起こした事だったと。

しかしながら、命の恩人を射殺した事は彼の大きな悔恨でした。アメリのビーチでクリフと出会った時、「赦して」と言いながらも彼に殺される事を願ったと。それで楽になれると。

しかし、クリフは彼を殺さなかった。

その優しさなのか、許しなのか。やはり彼にとっての命の恩人の存在が彼の胸を締め付けると、サムに打ち明けます。

その様子が、泣き崩れて慟哭をするのです。

彼の声を当てている、そんな大塚明夫さんの演技、見たことない。非常に驚き、そして私も彼の辛さを感じて涙しました。

サムは、元々ダイハードマンの持ち物であって、クリフを射殺して、サムがアメリのビーチから帰る役目を果たしたリボルバーを返します。

「別の使い道がある、それが彼女の言葉だ」

そう言い、その場を去ります。

 

そして、デッドマンがルーを手に再び現れます。

ルーは酷使し過ぎたせいで活動停止状態にあり、再び機能する事は無いだろうと。ポットの中でルーは死んだ状態になっているので、このままだとネクローシスを起こす可能性もある為、大統領命令で破棄が決まったと。

ルーをポットから出しても、70%の確率で再び生きる事は無い、とも。

そして、ルーを破棄する為に、焼却処分が必要だという事も。

デッドマンは最初こそ、BBは装備だからあまり愛着を持たない様に、と告げていました。

しかし、ルーの調整をする時にルーに酷く懐かれて、すっかり愛着が湧いてしまったのです。

「俺にはルーを焼くなんて出来ない」とサムに告げます。サムはつまり、ルーを焼却場まで持っていく役目を負う事を理解します。

「わかった」と告げて動かないルーを引き取ります。

その時、デッドマンは、サムの手錠端末をオフラインにします。

焼却場で処理が終わったら、オンラインに戻る、と。

その間に端末を外す事も出来て、外されたら誰もサムの居場所を突き止められない、とも。

「つまり、何が言いたいか分かるか?」

「いや、分からないな」

そうサムは返事をしながら、デッドマンを固く抱き締めます。

ここも、非常に良いシーンでした。

 

サムが外に向かうと、フラジャイルが居ます。

フラジャイル・エクスプレスはブリッジズ公認の民間配送業者になったと。

 

なんとなく、サムの行く先、未来が分かったのか「ねぇ、うちに来ない?」とサムを引き留めます。

「いや、俺はもう壊れた物だから」とサムは断ります。

それでもフラジャイルは引き留めますが、サムはそのまま外に向かって歩きます。

フラジャイルもなんとなく、それが最後のサムとの別れである事を悟っているのでしょう。

「サム!」

そう呼びますが、シャッターが閉まり、彼女との別れになります。

 

 

 

「さぁ、最後の仕事だ」

そう言いながら、サムは焼却場を目指します。

 

普段、私はどこかに行く時は手錠端末からマップを出してルートを作って向かうのですが(半端ない方向音痴なので)、ここではデッドマンが端末をオフラインにしているのでルートが作れません。

大丈夫かな!?と思いながら、コンパスモードで目的地の方角を目指してなんとなく歩きます。

途中、梯子があるのですが、その設置人の名前が「イゴール」なのです。

イゴールは、サムが最初に出会った遺体処理班の男性で、彼がBTに飲み込まれそうになる時、BB(ルー)をサムに託し、飲み込まれる寸前まで自殺を図るも死にきれなくて、セントラル・ノットシティを巻き込む対消滅を引き起こす事になります。

そんな彼の残してくれた梯子などが、サムの行く最後の道を作ってくれるのです。

ここの演出、かなりグッと来ました。

 

無事に焼却場に辿り着くと、サムは何気なく動かないはずのルーと接続します。

そこで、本当の事実を知ります。

 

これがBB第1号であり、ブリジットがこれを使いデス・ストランディング解明に利用しようとしている事。

 

そのBB第1号の父はクリフであり、ブリジットからBBを助けられると聞かされていたのを、裏切られる形になるという事。

そして、それをなんとか助けたいと思う、過去のダイハードマンことジョン。

妻であるリサ・ブリッジズは助からない。なので夫のクリフの手で楽にしてあげてください、と。

 

初めて映る妻リサの顔。

そして、彼は「すまない」と言いながら、妻リサを銃殺します。

 

そしてジョンがシステムを誤魔化して5分の猶予を作ってくれたのを利用して、BBを持ち出し逃げるのです。

 

そこで、サムは我に返ります。

初めて見る、ポットの外からの光景。

どうゆう事が掴みかねるも、ルーを焼却場に持って行きます。

 

 

 

 

それが、出来なかった。

出来なかったのは、サムでは無く、私です。

 

このまま焼却場に入り、端末にアクセスしてしまえば、ルーとはお別れになってしまう。

その時、ルーとの思い出が一気に蘇ってきました。

BTの座礁地帯を抜けた時にルーからくれた、いいねや笑い声。

時にはサムが転んでルーが大泣きするのを必死にあやしたり。

BBお疲れ様!の看板に喜ぶ声。

一緒に温泉に入った時に、ルーもポットの中なのに温泉を泳ぐ様に手足を動かしてた可愛い姿。

滑走したり早い乗り物に喜ぶ子供らしさ。

洗面台で撮った写真に喜び笑い、いいね!をくれた事。

もうその思い出が、私をコントローラーの操作を不可能にさせました。

涙が止まらない。

別れたくない。

もういい歳した大人が、しゃくり上げて泣くぐらい、辛かったです。

その時しばらく動かなかったサムが、そっと口笛を吹きます。

そのメロディーは、度々見てきたクリフの思い出で、彼が歌っていた子守唄でした。

ルーはもう動かないのに。

その事が余計に私の涙が止まらせなくさせます。

 

もうあやす事も出来ないのに、死んでると分かってるのに、どうしても足が止まってしまう。

 

それでも、進まなければ話が終わらない。

かなりの間私が泣きやまなくて、動かなかったサムもついに焼却場に入ります。

まだこの世界に産まれてすらいない1.5kgの胎児を、見送らないといけない。

この話がこんな辛い最後だったなんて、と思いながらも先に進めます。

 

ポットを焼却場の焼却台に乗せて、手錠端末も一緒に乗せるサム。

事実上の、ブリッジズとの別れです。

ルーを焼く為に下がっていく台を見ながら、私は必死に「サム、助けて、助けてよ」と涙声で呟きます。

 

サムも同じ気持ちだったのでしょうか。

 

ポットを焼却寸前で奪取し、抱き締めます。

そこで最後に、さっき見たルーの記憶の続きが流れ込んできます。

 

 

今回は何故か、サムも記憶の現場、その場に居ます。

クリフがBBを奪取して逃げるも、行手を阻まれ逃げるのが上手くいかず元の部屋に立て篭もる様子が出てきます。

 

そして警備兵に撃たれ、床に伏せるクリフ。

この台詞が、私の胸を打ちます。

クリフと同じ、だなんて恐れ多くて言えないけど。

 

私にはお付き合いしている彼女が居ます。

彼女との絆は守るべきものであり、それが私をこの世に強く引き留めている存在であります。

鬱状態の時にはほとんど希死念慮(自殺願望)を抱えて、この世から消えたい、私にはこの世界に居る価値も意味も無いと。度々思います。今回の最初の時もそう思っていました。

それでも、守るべきものがあるからと、死ねずに居るのです。

守りたいものがあるから、死を恐れる様になる。

クリフはそれが「怖かった」と話します。

クリフが戦場に生きる兵士で居られなくなった、退役した理由でもあります。

 

しかし、彼にどんなに命を救われても、ジョンはブリジットの為に生きているので、銃口を向けます。

ブリジットは非情にも、ジョンに命令します。

 

その時、時間が止まります。

そして分かります。

これはルーの記憶では無く、サムがBB第1号だった時に見ていた記憶だった事。

クリフは、サムの父親だった事。

サムの名前の由来。

本物の橋、つまりsome bridges.

そしてサムに希望を託した事。

愛しい我が子を抱きしめて、きっと別れを告げて、非情にも時間が進みます。

 

クリフは、手を下せなかったジョンに代わって銃を撃ったブリジットにより、射殺されます。

その時、ポットから出されてクリフの手の中に居たBB、サムも誤って銃殺されます。

 

その時、サムはアメリのビーチに辿り着きます。

アメリが見つけ、腹部の銃槍を閉じ、泣き出すサムをそっと抱き上げます。

「かえりたい?」「かえりましょう」と、アメリはサムを海の中に返します。

これが、サムが帰還者である理由でした。

そして、生き返ったサムは、母親が死んでいるのでBBとしての能力を失い、ブリジットに育てられる事になります。

 

 

それを思い出したサムは現代に戻り、ルーをポットから出します。

「ルー、起きろ」

「ルー、起きてくれ」

「ルー!」

必死に泣きながら、小さなルーに必死に呼びかけます。

こんな悲痛なサムの声を初めて聞く私は、また涙が止まらなくなります。

 

もう私の心は、すっかり感情移入も出来るし、驚く事も戸惑う事も泣く事も出来る。

ゲームを通して、心が綺麗に回復したのです。

 

そのサムの声に、小さな泣き声が返ってきます。

目を開けて、アメリのキープ(サムがプレゼントしたネックレス)を手に、声を上げます。

 

サムはそっと抱きしめて、外に出ると、時雨が上がっています。

その時に出た虹には、(この写真には上手く映ってないけど)BTの座礁地帯に出る逆さ虹には欠けている、青色が入った綺麗な7色の虹が掛かっています。

 

 

サムが目を覚ました先に、小さな手があります。

それを握りしめて、「ルイーズ」と本当の名前を告げて、物語は終わります。

 

 

 

 

最後のリザルト画面はこんな感じでした。

トロフィーの日付から、今回スタートしてから約8日間でクリアです。

プレイ時間は約61時間。多分再スタートする前に1〜2時間遊んでいたので、ほぼ60時間ぐらいでクリアでした。

 

 

 

非常に面白かった。こんなに強く感動するとは思わなかった。

 

きっとこのゲームに触れなければ、北欧に2つの隕石が同時に落下して出来た双子のクレーターがあるなんて知らなかった。

iPS細胞ってどうやって作るのか?なんて調べなかった。

エジプトの死生観を詳しく知りたいとは思わなかった。

ヒッグス粒子って何なのか?なんて調べなかった。

観ようとは思ってたけど「シェイプ・オブ・ウォーター」を絶対観なきゃだなんて強く思わなかった。

過去のビッグ5と呼ばれる大量絶滅がどうして起きたのかなんて調べなかった。

妊娠28週の胎児が早産だとしても生きられる確率なんて知らなかった。

ベトナム戦争アメリカがどう関わっていたのかなんて調べなかった。

 

長い長い、一本の映画を見た後の様な気分でした。

何気ないきっかけでも、このゲームを遊べて本当に良かった。

元々凄い人だとは思ってたけど、改めて小島秀夫監督が凄い方なのだと思い知りました。

 

きっと、ルーは30%の確率を引けず、ポットから出された時に死んだのでしょう。

そしてアメリのビーチに辿り着き、アメリがそれに気付いて返してくれたのかな、と思います。

 

 

 

 

改めて、私たちの世界の人類は絶滅に脅かされてはいないし、インターネットが世界中を繋いでいる。

私がこのゲームをやる前に「辛くなってTwitterSNSを見るのをやめた」と言っていましたが、今思えば「世界と繋がりすぎた」のだと思います。

「世界と繋がりすぎて、世界から離れた私がアメリカひいては世界を繋ぎ直した」だなんて、変な話です。

 

見るのを止めた前、私は一日気付けば常にTwitterを見て、ずっと誰かの存在に触れて、全ての「誰か」からの言葉を受け止めて生きていました。

「誰か」が苦しんでいたり、辛い目に遭っていたりするのに共感を感じ過ぎてしまうのです。

「消えたい」とか「死にたい」などの言葉を目にした時、いつも息が苦しくなってしまいます。鼓動が早くなり、上手く息が吸えなくなる。

情報との距離の測り方が、非常に下手なのです。

 

多分、これからも私は距離感が下手なのでTwitterやインターネットから離れては近づき、また離れることを繰り返すのだと思います。

現代社会において、インターネットから完全に離れる事なんて不可能です。

このゲームでも、インターネットに繋がっている事で誰かの作った橋を渡れるし、看板からいいね!を貰ったり出来た訳ですから。

それでも、サムがこの私のセーブデータに2人居る訳じゃないので、一緒に遊んだりは出来ない。

なので、このゲームの様に「良い距離感」を保ちながら、生きるしかないのかなと、ゲームを終えて思いました。

 

私もサムほど人望が厚くないけど、きっと帰りを待ってくれている人が居て、離れ離れになる事を惜しんでくれる人が居るんじゃないか。そんな気がしました。

 

 

余談ですが、私がこのデス・ストランディングに出会う前に一番好きなゲームが、「風ノ度ビト」です。

あのゲームでも、(言葉が存在しないので憶測ですが)繋がりがテーマなのかと思っています。

短いゲームなので2週目を遊んでた時に、出会った白いローブを着た旅ビトさんがずっと連れ添ってくれて、シンボル集めをずっと教えてくれて、隠しトロフィーの取り方も教えてくれて、(バグ技だけど)世界を全て一望出来る場所に連れてってくれて、最後にはハートマークを地面に描いてお礼を伝えてくれました。

その後、PSNのメッセージ機能で、英語の「一緒に旅出来て楽しかったよ!」というお礼が届きました。私が日本人なのを見て「ありがとう!」という日本語まで書いてくれた。

もうデータに残っておらず、名前も忘れてしまったけど、ロシア人のその方は今無事に生きているのでしょうか。

 

そんな10年前の繋がりを未だに覚えているくらい、ゲームでも何でも、繋がりって忘れられない存在なのかと思います。

きっとこのデス・ストランディングで感じた繋がりも、忘れられない存在になるのでしょう。

 

 

最後ですが、デス・ストランディングの最後の永遠に終わらないチャプターのタイトルは「Tomorrow is in your hands」です。

私が今回得た繋がりと、今までに作り上げて改めて感じた繋がりは、私が手を動かして作り上げたものです。

明日は私の手が作るんだ、という事を忘れずに。

病気故に、多分また鬱の波が来て辛くなる事もあるだろうけど、この手は未来を作れる事を忘れずに、生きてゆきます。

 

本当に良いゲームでした。

 

 

 

さて、残りの国道作らなきゃ。指名配達も残ってるわ。

まだまだ、私はこのゲームを楽しみます。

 

 

 

#2 精神障害者がデス・ストランディングで救われた話

 

さて、ゲームの内容に触れながら感想です。

ここからネタバレ配慮せずに書きます。

ネタバレ嫌な方はお引き取りを。

ゲームの内容のあらすじと共に感想を書くので、クリア済みの方も「あーそういえばそうだった」とか思い返しながら読んで頂けると幸いです。

 

 

 

 

まず、このゲームでは主人公であるサムが、配送依頼という形で指令を受け、指定された様々な荷物をなるべく壊れない様に運び、送り届けるのが目的です。

その配送依頼を自由に受けられる様になった所辺りからスタートになっていました。そこまでは1年前の私が遊んだ様でした。

正直、操作方法ほとんど覚えていなかったのですが、難易度をノーマル(真ん中の難易度)にしていたので、程々に困ると遊び方やTipsが出てくる様になっていて大分助けられました。

しかし、マップの見方や目的地の設定は流石にヒントが出てこなかったです。そこが最初つまづいた所でした。

マップを開くと、今まで通ったルートが薄く線になって表示されるのですが、私はそれをアッ!この線を辿れば目的地か!と勘違いして、全く違う場所に行ったりしていました。

※自分でも忘れていましたが、(前のブログの内容に反してますが)、プレイ最初の頃はツイートしていた様です。

[

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こんな感じで最短ルートの3倍以上の道を歩いたりしていました。ひどい。

 

また、敵であるBTも対処法を完全に忘れていたので速攻捕まって大変な目に合わせていました。サムごめん。BB(敵が見える様になる胎児の兵器)もごめんね。

 

まぁそんなポンコツ配達人を経て、操作方法を思い出し、すっかりハマっていきます。

 

私がLGBT+だという話は前回のブログでしましたが、レズビアンが主人公の女性同士の恋愛を描いた映画で、「アデル、ブルーは熱い色」という映画があります。フランス映画です。

(セックス描写が激しい+悲恋なのであまり薦められないですが…)

私はこれが非常に好きなのですが、その映画に出演している、青い髪の女性を演じているのが、レア・セドゥという女優です。

私はその女優の大ファンです。

このデス・ストランディングを買うきっかけにもなっていたのですが、このゲームにもレア・セドゥが出演しております。

出てきた!美人!美しい!!!

フラジャイルという女性を演じているのですが、横顔が本当に美しい。これこれ。

大興奮だったのですが、この時点では1年前に進めていた部分をすっかり忘れていたので、その前にも会っていた事は後ほど思い出します。

 

そんなこんなで、配送を必死に進めていきます。

荷物の他にも、梯子やパイル(地面に刺してロープを垂らす滑降道具)や武器などを携帯していきますので、まぁ荷物の多い事。

これで性格が出ると思うのですが、私は普段出かける時の荷物がめちゃくちゃ多いです。

アレが無くて困ったらどうしよう、と常に色々なものを携帯するタイプです。(そしてその大体は使わない)

そんな私なので、サムの荷物も半端なく多いです。

身長の倍はあろうかという荷物の高さ。

荷物の重量という概念があるので、これで大体100kgは超えてるのですが、ほぼ補助無しで100kg以上を背負えるのが不思議というかファンタジー。実際の歩荷さんはどうなんでしょうか。

 

積めるだけ積むので、落し物が一切拾えないのが難点です。

 

荷物に左右に振られるのでバランスを取るのが難しいのですが、こんな大荷物を常に運ぶ様になってからはその操作も非常に上手くなりました。

フローターという牽引出来る荷物カゴが出来てからはだいぶ楽になりましたが、それでも荷物が常に多い事には変わりないです。

届け先に、カイラル通信という通信技術を繋ぐ事、UCAという組織に加盟して貰う事も目的の一つなのですが、それも段々一筋縄ではいかなくなります。

一番めんどくせぇなと思ったのが、ジャンク屋の4つの配送。

配送センターからジャンク品を届けたと思ったら、無くしたものを取ってこいという任務と一緒に、クレーター湖に廃棄物を捨ててこいという(任意の)お願いが付いてきたり、それが終わったら超壊れ物を手で運べ!という依頼が来て、最後には生きた人間(恋人)を運びます。

その区間にもずっと敵のBTが潜んでいて、全てクリアした今から思っても、非常にめんどくさい配送でした。

めんどくせぇな!お幸せに!という感じ。

(最終的に2人は喧嘩したりと更にめんどくさい事をしているその後の様子がメールで送られてきます)

 

話が進むに連れて、フラジャイルの過去と、敵キャラクターのヒッグスとの関係が語られる様になります。

途中、(顔は出てないけど)明らかにヒッグスが配送荷物に紛れ込ませた物に核爆弾が出てきます。

いや!届け先に持って行ったら爆発するって書いてあるやん!ちょっと!とかなり笑いました。

隠す気ゼロのヒッグス。

丁寧に持ち込んだら爆発するぜ!と書いてくれてありがとうな。

 

この時、誰からも手助けの通信も無く(おそらくヒッグスが撹乱してたのでしょう)、プレイヤーがどうしたら良いかを自分で考えて行動する事になります。

この時に、ジャンク屋の依頼が役に立つ事になります。

前にやった時と同じく、底無しのあの世に繋がっているクレーター湖に核爆弾を投げ捨てるのです。

ここで!あのめんどくさい奴が!!伏線回収してきた!!凄い!!とかなり感動しました。

この辺りから、グッとゲームにハマってきます。

 

湖で彼女に何があったのかを聞き、フラジャイルと一つの約束をして、物語は進みます。

ヒッグス許せねぇな。挑発で俺のレア・セドゥの顔を舐めるとは何事か。(私のではない)

 

確かこの辺で見た悪夢がめっちゃ怖かった。

さすがP.Tの作者。小島監督凄い。

 

 

その先で(この辺だったか定かではないけど)、サムが大嵐に巻き込まれるという事態に襲われます。

そこで行き着く先が、戦場のビーチです。

沢山の人が一度に死ぬ事があると、個人に紐付くビーチが混線して大規模なビーチを作る事があるらしい。どうもそれに巻き込まれたらしい。

そこで出会うのが!

マッツ!マッツ・ミケルセン

滅茶苦茶かっこいい!やばい!かっこいい!

この辺大興奮でした。

小島監督、マッツに煙草を持たせてくれてありがとう。私はとても感謝しています。

マッツの吸う煙草だけは身体にいい物であってくれ。

それはそれはスクショ撮りまくった。ここに載せきらない量を撮っています。

軍人の煙草を吸う人外のマッツ・ミケルセンがこんなにも美しいとは。

 

マッツは、素性がわからないけどBBをセンサーと繋ぐ時に現れるBBの記憶にこれまでも登場しています。「パパだよ」と語りかけてきます。

それはBBの見た景色なので、いつもポッドの中からの景色でしかありません。

それが!やっと!出てきた!

やっぱり素性はわからん!

デンマーク、マッツを生んでくれてありがとう。

CGの世界でもこれほどまでにカッコいいとは。

というか今更ながら、映像の美しさを改めて感じました。

精神障害者になってもマッツは好きという感情は忘れていなかった様です。

この辺から、少し元気が戻ってきた気がしました。マッツありがとう。

この時銃撃戦になるのですが、しゃがんでカバーに入った所から立ち上がって撃とうとしても上手く銃口が外に出なくて撃てなくて、5回ぐらいやり直しました。

マッツを倒し(大苦戦)、物語は進みます。

 

その後、サムの所属するブリッジズの主要メンバー達の過去や、本当の事を聞きながら話は展開されていきます。

 

メンバーは皆、本当のことを話す時に涙を流しています。

辛いことや、後悔していることなど、様々です。

ただ、それでも未来の為に生きている。

その姿勢が、私の無力感をなんとなく刺激してくれます。

 

一番辛かったのは、メンバーの1人でハードウェアエンジニアを務めるママーの話です。

子供を産む為に入院した病院で起きた爆破テロで、胎児を死産となり失い、BTになってしまった子供と臍帯で結ばれているので、この場所を離れられずテロに遭った病院の廃墟に施設を建てて住んでいます。

ママーはいつも対BT装備を作って提供してくれるのですが、まさか自分の子供の存在を殺す兵器を作っていたなんて。

最後には、マウンテン・ノットシティの代表を務める双子のロックネを、カイラル通信を繋ぐ事への説得の為に施設を出る事を決断します。

つまり、ずっと繋がっていたBTである子供を殺す選択を取るのです。

ここがかなり辛かった。

私は、子供を産むつもりも無く、母親の気持ちも分からないはずなのに、BTの子供との臍帯を切断するのが非常に辛かったです。

(その切断の操作はプレイヤーに委ねられる為)

涙がずっと止まらないまま、子供をあの世に一緒に見送りました。

ゲームでこんな泣くのなんて、久しぶり。

何もやる気が出ず、メンタルがボロボロの私でも心がこんなに動くんだ、と実感しました。

 

ちなみにこの後、ママーの身体を荷物として背負って出発する直後にヒッグスの襲撃を受けて大型のライオンの様なBTと対戦するのですが、条件は「逃げ切れば勝ち」と提示されます。

しかし、すぐ後ろのママーの施設ちょっと戻って血液グレネード(BTに効く)めっちゃ作れるんじゃね?ママーここに置いていったらフル装備で殴れるんじゃね?とすぐ気付いてフルボッコにしました。何の味もねぇ蹂躙。

ちなみに血液グレネードは作り過ぎてめちゃくちゃ余りました。

 

無事に(無事では無いが)通信を繋げて、舞台は雪山になります。

この辺はブリッジズのメンバーのデッドマンとBB中心の話ですが、デッドマンを演じているのが、かの有名なギレルモ・デル・トロ監督です。

映画監督を役者としてオファーして起用出来るのなんて小島監督ぐらいでしょう。シェイプ・オブ・ウォーター観ような。

この辺で装備であり相棒であるBBが故障のため、雪山に潜むBTと素で対決する事になります。

まぁ大変でした。でも最初の躱す方法がわからなかったのとは違ってかなり上手く切り抜けられたのでそんなに苦戦はしなかったです。

ネットで見た、サムの排尿でBTを撃退出来るというのも試してみたりしました。地中に引き摺り込もうとするタールに塗れたBTには効果覿面でした。(外で排尿すると取れるトロフィーもあった)

 

確かこの最後にまたマッツと戦場で戦う事になるんですが、非常に楽しかった。(確か)嵐がひどいと聞いていたので、装備をガチガチに固めて行けたのが大きいでしょう。

 

その後、ブリッジズのメンバーであるハートマンの本当を知り、(やはり涙を流していた)、3分間の心停止スーパーいいねタイムを経て(彼はとてもいいねをくれる)、雪山に住んでいる研究者達に荷物を届けてながら、カイラル通信を繋げていきます。

そういや前情報で雪山登山はすごい大変と聞いていましたが、実際は他プレイヤーの作った橋などがあるので最初の行く道だけちょっと大変なぐらいでした。

あとはホワイトアウトがちょっと大変だったかなという感じ。測量センサーのオドラテクを使えばそんなに難しくはありません。

というか雪山こんな簡単だったら、ママーの研究施設から雪山超えてマウンテン・ノットシティまで行けばよかった。大回りしちゃった。

 

カイラル通信が繋がるに連れて、様々な情報が溢れてきます。

なぜデス・ストランディングは起きたのか、そもそもBTはどんな存在なのか、過去のビッグ5と呼ばれる古代の絶滅は何故起きたのか。今は6度目の絶滅期なのか。

細かな舞台設定が明かされていきますが、まーこれが滅茶苦茶難しい。

私の元々の知識と組み合わせてどうにか理解しようとしますが、100%の理解は正直難しいです。

ハートマンの研究施設は物が沢山で楽しい。

 

ちなみに小ネタとして、雪山の坂をフローターに乗ると超スピードで降りられるというのがあるのですが、試しにやってみたら小さい岩にぶつかっただけでもすっ飛ばされるので超高難易度でした。全然出来なかった。

 

雪山を繋げて、最後の街のエッジ・ノットシティに向かいます。

しかしこの街は、広大なタールの海に阻まれてしまっているので、直接は行けません。

タールベルトを渡る術を考えてくれないか、と提案されますが、メールでヒントが来てますのでなんとなくは分かります。

ただ、BTをどうやって呼ぶのかが分からなくてネットで「ヒント」と検索したらめちゃくちゃ答えがバーンと出てきて、いやヒントって言ったやんか!となんか悔しい思いをしました。思いつかなかったのが悪いけど。

 

何とか進み、ドロドロになった状態で最後の街の前の配送センターに辿り着きます。

そこからエッジ・ノットシティは距離にしてみれば非常に近いのですが、他のプレイヤーさんが立てた看板にめちゃくちゃBT居るよ!!とあったので装備もBT装備にして行きました。

ただ、フローターを使って荷物を牽引していたのが失敗でした。フローターは急な坂道や梯子などにはついて来れずに途中で接続が切れてしまうのですが、それが廃墟の中二階に落ちてしまい回収がめちゃくちゃ大変でした。

しかも届ける荷物はケースに包まれていないので、時雨ですぐに劣化していきます。その為あまりグスグスしていられないのです。

グレネードを投げまくり、BTを退け、どうにか荷物を最後の街に届けます。

その荷物は「カイラル通信の起動ユニット」と言われていましたが、どう見てもBBポッド。

どうゆう事だ…?と思いながら、カイラル通信を繋ぎます。

 

 

ようやく、北米大陸の横断が終わりました。

 

ここからが怒涛の展開です。

部屋で休むと、アラートで目が覚めます。

「カイラル濃度急上昇、敵との戦闘に備えてください」と言われますが、まず私がやったのがビールを飲む事でした。

ビールやモンスターエナジーが部屋に用意されているのですが、飲むとスタミナの上限値が上がります。

その為、非常事態に備えてビールを2缶開けます。

というか酒飲んで調子を上げるって、マッツ主演の映画「アナザーラウンド」だよなといつも思います。

その時に「お前なら出来る!頑張れ!」というメールが沢山届くので、よーし最終決戦だな、まぁ素直にここで終わらないだろうけどな…と思いながら外に出て、超巨大BTを率いるヒッグスとの対戦です。(楽しかったので写真撮ればよかった)

 

そこからが長い長い。ここから思ってた5倍は話が続きました。てかここまだ全然終わりじゃない。

 

戦闘が終わると、ヒッグスはヒロインのアメリのビーチに逃げます。

精神世界である、ビーチに行く手段を考えろ!と言われますが、私はここでちょっと詰まりました。

あまりにも考えながらウロウロしていたのか、サムが「ビーチに行く、でもどうやって?」など言っていたのが「そういえばビーチに行ける人が居た様な…」と呟きます。もうめっちゃヒント。というか答え。脳筋でごめんサム。

 

実はこの段階で、フラジャイルジャンプ(本作のファストトラベル)を一度も使った事が無いのです。そいつは思いつかなかった。(復路も何かしら配送を受けて進んでいたので)

 

フラジャイルに飛ばして貰い、ヒッグスとの最終決戦です。

この時にサムがフラジャイルに「装備はそれだけでいいの?」と聞かれます。サムは何も武器を持っていません。

「これで良い」とサムは言いますが、これが大苦戦の幕開けです。

も〜ここもめちゃくちゃ苦戦したので、夢中になっていて写真を撮る余裕が無かった。文字でしか伝えられないのが申し訳ないです。

 

ヒッグスとの対戦ですが、サムは何も持ち込んでいないわけでは無く、ストランドという縄を持っています。

実はこのストランドで、敵の攻撃を捌いて背後を取り、敵を縛り上げるという技があります。

ここでの戦闘はそのストランドのみで行いますが、これが非常に難しい。

捌けるのはほんの一瞬で、そのタイミングを失うと銃であっという間に殺されます。

ミュール(配達依存症の敵)で練習しとけばよかった………!と大変に後悔しました。

これで10回はやり直しました。本当に大変だった。

縛り上げて蹴りを喰わらせるのを3回繰り返すと、今度は接近戦だ!となります。

ここからはストランドほど苦戦はしなかったのですが、相手は刃物を持っているのでズルいぞ!と言いながら何回かやり直しました。

ちなみに接近戦で死ぬとストランドからやり直しなので本当に時間が掛かりました。

 

接近戦で勝つと、アメリを助けに行くのですが、その後も最後の肉弾戦が始まります。

サムとヒッグスが横並びになりファイティングポーズをとります。上に体力バーが出てきて、突然ストリートファイターの様な格闘ゲームが始まります。正直めちゃくちゃ笑いました。

「面白い」と思う心が回復してきたのでしょう。

 

ここはストレートに勝ちました。

私はミュールとテロリストはほとんど殴って勝ってきたので、暴力はお手のものです。

サムも「何でも俺にやらせやがって」とか文句を言いながらヒッグスを殴ります。

続けてサムが「配達の方が大変だ」と言いながらヒッグスを殴ります。めちゃくちゃ笑っちゃった。そりゃそうだ。

個人的には「紅の豚」のオマージュなのかな?と思いました。ポルコとカーチスの最後の殴り合いを思い出す様な争いです。

 

それにも勝ち、アメリを助けます。

約束通り、ヒッグスはフラジャイルに任せます。

良い構図。

 

その後が、怒涛の展開その2です。

いよいよエンディングが近づきます。

ここからは写真をたくさん撮っていたので、次のブログにまとめます。

 

#3に続きます。

長いです。

 

#1 精神障害者がデス・ストランディングで救われた話

※今回のこのブログはゲーム内容のネタバレを含みません

 

 

皆様こんにちは。

突然ですが、ゲームをクリアしました。

2019年にリリースされた「デス・ストランディング」です。

実はやり始めたのは、2022年の5月。

その時から、これは面白いとは思ってたのですが、いかんせん先が長過ぎる…と思い、ずっと放置する事丸1年。

私自身が、ゲームをするなら誰かと一緒に遊びたいと思うタイプなのでシングルプレイヤーのゲームは「面白そう」と思ったものをセールで買っては積むという謎の行動をしがちなので、これも例に漏れず放置していました。

(じゃあ買うなよという話だがゲームは積んでも腐らないという個人的理論に基づきます)

 

私が遊んだのは、ディレクターズカット版。

PS5用に向けて、コントローラーの振動や音、ゲームの一部を調整してリリースされたバージョンです。

中古のディスク版で3500円ちょっとぐらいのを買ったのですが、当時まだPS5本体が全く市場に流通していない頃だったので、各販売店でずっとPS5本体抽選販売を行っていた頃でした。

私は自分のPS5本体はこれを買う1年弱ほど前に(めちゃくちゃ抽選応募しまくって)ゲットしていたのですが、友達が当たらない…と嘆いているのを見兼ねて私が2台目を当てて友達に渡してあげようと思い、各販売店のアカウントで購入履歴を作っていたのです。(何か購入していた方が当選確率が上がるので)

その一環で、ここのストアでは何買おうかなーと悩んでいた時にたまたま目に入ったのがこのデスストでした。

そんな適当な出会いだったので、絶対クリアするぞ!というほどの気力はありませんでした。

 

話は変わり、私自身の話です。

タイトルにもある様に、私は精神障害者です。

障害者手帳も持っています。

病名は「双極性障害」。

端的に言えば躁うつ病です。

感情の起伏のコントロールが出来ず、1ヶ月ほどの躁状態を経験して、数ヶ月の鬱状態が訪れるという、波のある病気です。

病名が付いたのが、2021年の夏。

それまでも、思い返せば中学生頃から気分の波がずっと続いていました。10代で発症する事も珍しくないので、恐らくその頃からずっと病気を抱えていたのでしょう。

今までは波があっても、どうにか通学もして会社も通っていました。

それが2020年のコロナ禍で、友達、家族との繋がりが薄れて、今まで以上に波が大きくなりました。

それでも、どうにか仕事を続けていました。

それが、プツンと切れた様に今までに経験した事のない大きな鬱が襲ってきました。

今まで「楽しい」と思えていた事が、全く楽しめなくなりました。

その最たるものが、後輩達とディズニーシーに遊びに行っても楽しいと思えない。あんな楽しい!しか詰まってない場所が、楽しくない。

これは流石におかしいぞ、と思い受診に至った所でした。

現在は、国立の精神専門病院に通っています。

 

まぁ、経緯はこんな所です。

それで、今まで休んだ方が良いとずっと受診当初から言われていたのを無視して仕事を続けていたのですが、遂に1ヶ月ほど休職をする事にしました。

それが4月の中旬から。

職場のゲーム好きな人から「休みの間何するの?」と聞かれた時に、「何か一個ゲームクリアしたいです」と答えていたのですが、何やろうかとはぼんやりとしか考えていなかったです。

 

休みの最初の1週間は、ほぼ睡眠に取られていました。一日20時間寝て、少し起きてまた眠る。

そうなると、当然体内時計は滅茶苦茶になります。

夜中の2時に目が覚めて、外から鳥の囀りが聞こえる頃に眠る。

そんな日々でした。

段々、何も生産性の無い毎日が辛くなり、私は一体何をしているんだろうと虚しくなりました。

次第に、仕事の仲間達や友達と繋がっているTwitterを見るのもしんどくなってきました。

みんなは仕事をして、その分の休みに楽しい事をして毎日誰かの為に生きている。

そう思うと、自分の存在が酷く醜くて、恥ずかしくなりました。

何も生み出せないのなら、存在しないで良いんじゃないか。

誰の役にも立たないのなら、居なくても良いのではないか。

ついでにもう一つ言うと、私はLGBT+の一人です。ネットの世界ではカミングアウトしています。

今でも腹が立つのが、以前ある自民党の議員がLGBTの人の事を「生産性の無い」と発言した事があります。

当時猛抗議をされ、大きな話題になった話です。

そんな奴の言う、「生産性の無い」人間に、私は本当になってしまっているのではないか。

そう思えて、とても苦しくて辛かったです。

 

ぼんやりと無力感に襲われながら生きていた時に、たまたま目に入ったのが、デス・ストランディングのソフトパッケージに居るノーマン・リーダスでした。

そういえば、私は洋画を観るのが好きだった。

このゲームの作者の、小島秀夫監督も確か相当な映画好きだったな。とふと思いました。

もうほとんど覚えてないけど、ゲームの内容は「繋がりを作り直す事」だった気がする。

それと同時に、配達の仕事をするゲームだった様な気もする。

「生産性のない」私には、ちょうど良いかも。

そう思い、コントローラーを握りました。

TwitterやインスタなどのSNSを見るのをやめて、私は「世界との繋がりを断ち」、「世界を繋ぐ事」を始めました。

なんて相反する事をしているんだろうか。ちょっとおかしいなと思いながら、主人公のサムと向き合うことになります。

非常に複雑な経緯を辿り、私はこのゲームに再び、辿り着きました。

2回目のゲームスタートです。

 

 

次回からは、デス・ストランディングの内容に触れながら、感想を書いていきます。

ネタバレにも大きく触れるので、今後遊ぶ予定のある方や、興味があってネタバレを防ぎたい方は閲覧にお気をつけ下さい。

 

それでは次回に続きます。

 

 

約10年ぶりにうたプリに触れた話

 

 

久しぶりに実家に帰った様な感覚。

 

10年ぶりのうたプリです。

 

歴としては、初代のゲームが発売された頃から情報はチェックしていて、高校生なりたてぐらいの頃の誕生日プレゼントで友達から合同でうたプリrepeat(懐かしいPSPソフト)を貰い、Aクラスを攻略。その後のマジLOVE1000%のアニメを毎週リアタイして個人曲を聴き込んでカラオケで友達と歌い合って、プリクロTシャツ(私は音也T)を友達と合わせて買って。

マジで10年?それ以上?それくらい久しぶりのうたプリです。

 

誰が好き?と聞かれると音也!と答えていました。あの真っ直ぐな太陽属性でキラキラした瞳が大好きでした。

 

 

今回は、会社の人に誘われて劇場版のマジLOVE ST☆RISHツアーズを見に行くことに。

仕事の息抜きの話をしてた時に、相手の方が劇場に通い詰めるプリンセスという事が判明し、「え?マジで誘うよ?一緒に行こ?」と声を掛けられて、元々好きだったジャンルだし、初見の感想が聞かせられるなら!と飛び込んだ次第です。

自分が行きたいというより、私の感想で相手が楽しんでくれるならという気持ちでした。

 

 

行ったのは丸の内ピカデリー

時間がちょうど良かったのと、治安が良いから!とのことで選んで貰いました。

障害者手帳を持っているので1000円で見れるってサイコー。使える割引は使いまくります。

 

映画館では珍しい、2階席まである所です。

最初えっ?映画館で2階ってどうゆう事?とビックリしました。本当にライブハウスとかホールとかみたいな2階席。

そこの最前を取ってもらって、ライブだったら神席じゃん!!とまたビックリ。

 

映画の事前情報はほぼゼロ。

行く回が無発声応援上映バージョンだったので、とりあえずキンブレ2本持ってきました。

始まる前に「私たちからST☆RISHにサプライズをするから、鐘の音が聞こえたらペンライト白にしてね!」ぐらいしか教えて貰わなかったです。

完全に「良く分からないけど分かった!」です。

 

 

-----ここから内容ネタバレ-----

 

映画が始まって、説明とかを聞きながら、あ〜まだキャラクターの声の聞き分け出来るな〜懐かしい〜〜などと思いつつ。

いよいよライブ開始!と思ったら、プリンス達私が見てなかった10年の間に航空免許取ってた???

普通に7人の機長が大空にフライトしてた。ちょっと唐突だけど、あぁそうだよね何だって唐突に始まるもんなうたプリと一種の懐かしさを感じました。

機長さんの衣装良かった。

というか3DCGなのに違和感があんまり無い。普通に手書きのアニメ映画なのかなって思って行ったら違った。3Dなのは分かるんだけど、合成みたいな違和感がなくてダンスの時の関節の動きが綺麗。正直CGのライブってあんまり好きじゃなかったんだけど、特に思う所なくすんなり観れる。

曲はさすがElements Gardenだなというキャッチーさ。曲がやっぱり好きでうたプリはまってたもんなぁとしみじみ。

(これは後からサブスクで聞いて思ったけど)歌詞が10年経って私も歳を取った今だからこそ、成長しても愛は変わらないよ、という詩が染み渡りました。

彼らは2次元でいて、歳を取らないはずなのにST☆RISH歌上手くなった???と謎に思ってしまった。

 

続いてソロ曲。

音也〜〜〜!!!やっぱトップバッターにふさわしいよ君は!!!ありがとう!!!!

CGのライブだから、さっきまで機長服着てても瞬間的に着替えも出来るしヘアセットも出来る。

歳を取っても、最初のゲームの時と同じ様にギターで自分らしさを歌っている姿に胸が熱くなりました。

というかそんなゴチャゴチャ言わずともめちゃくちゃかっこいい。前髪をセンター分けにしてくれた企画の人ありがとうございます。あの足元からのカメラワークすげぇ。

みんなと一緒の時は天真爛漫で嬉しくて走っちゃう様な無邪気さすらあるのに。なにあの大人のカッコ良さと色気は。大人になったんだなぁ……………

最後ピックを投げるやつ、元々バンド好きな私にめっちゃ刺さった。グッズで出しませんか?あるのかな?

 

 

続いてレンのソロ曲。結構ペース早いな???とびっくり。

衣装〜〜〜〜!!!!薔薇の模様入れるのも3DCGだからこそ出来るんだろうなぁ。手書きじゃ無理だろうな。

てか普通に股下長くね??足5kmはあるな???

当方、土器土器デコ割れそう先輩全裸のニコニコ世代なので、散々ソロ曲をジャスコといじりまわした時代を知っているのですが(すいません)

レンだったらこうだよね!!!!というのを直球で表現させてきたな!という感じ。曲調はフラメンコに近いのかな?

春香ちゃんのいない状態での女性との絡みをマネキンで表現した所はその手があったか!!!!!と納得。

 

 

続いてセシルソロ。

そうだったこの人アグナパレス出身だった。いつも通り中東の王子様の雰囲気。

たまたま見に行ったのがセシルの誕生日だったので、リングライトとか全体曲でのペンラ緑率が高かった様な気がした。誕生日おめでとう。プリツイ楽しく見たよ。

もうなんか、いい意味でやりたい放題。

CGだから演出もド派手にいけるし、空も飛ぶし、ほぼ魔法が生まれてる。まぁうたプリだしなでそれが通ってしまうから怖い。

 

 

次は真斗ソロ。

落ち着いた曲は真斗の真骨頂!って感じが見えるのと、インド映画か?って勢いでド派手に続いてきた所に落ち着かせる感じのセトリめちゃくちゃ良い。

正直、曲で言えば1番好きだったかもしれない。

雪の中で歌う演出好きだな〜。ランタンの演出も良かったし、渡す相手が同室組のレンなのも良い。

普通のリアルなライブだったらレンのソロやった後1曲挟んで着替えて準備しないといけないレンの忙しさたるや。CGって便利〜〜〜。

普通にCD買いに行こ。

 

 

那月ソロ。

そうだった!!ふわっふわの谷山紀章だ!!!!

クマさん達の中の人は初見では気づかなかった。(エンドロールに中身の翔とレンが出てくる。レンの忙しさやばくね?)

上上、下下、繰り返したら、ぐるぐるぐるぐる、ハートマークで出来上がり♪の中毒性よ。

隣の誘ってくれたプリンセスに言ったら、肩こりに効くよ!!!!!と教えて貰ったので積極的にやっていこう。

すごいフワッフワの那月なんだけどいかんせん声が良くてたまに良さはみ出す、この感覚懐かしい……!と思いながら聞いてました。Eテレで特集してくれ。

 

 

トキヤソロ。

宮野真守ぅ〜〜〜!!!!!久しぶりにマモの雅マモル以外のちゃんとカッコいい所聞いた気がする。

歌上手いなぁ〜〜!!??って聞き惚れてしまった。

これは同行のプリンセスとの話なんだけど、セシルが魔法で演出をするなら、トキヤはマジックを練習して演出したんだろうね。努力の天才。

飛び降りた所に遅れて帽子が頭に着地する所笑っちゃった。クールな演出のつもりなんだろうけど。

衣装のラメの表現めちゃくちゃ良かった〜!CGでどうやって処理してるんだろうな……

 

 

翔のソロ。

どんな男気がと思ったらチャイナ曲!

ドラゴン召喚してたけど、まぁうたプリならで通ってしまうこの感じ。

元気いっぱい!って感じは10年経っても変わらないんだなぁって安心感。アクション多め!!

衣装めちゃ良い!チャイナなんだけど襟のボタンの仕上げ方とかこだわってるんだろうなという感じ。

成長しても「翔ちゃん」って感じが健在で良かった。

 

 

この後のMCで何を喋ってたかまでは正直覚えてないんだけど。

つい音也くんカメラマンしてしまったのでずっとカメラ映ってる時はニッコニコでピースしたりしてる所あぁ〜かわらねぇな〜って感じ。

自己紹介してる時も個人色にペンライトの色変えようとしたけど、早過ぎて全然出来なかった。

 

 

UUUU(for you)の曲は思いの外落ち着いた衣装だな?って印象。吊り下がってる地球儀普通に形変わってたけどまぁCGなら何でも出来ちゃうな。ごめんなさい正直あんまりはっきり覚えてない。2回目見ればいいか

 

SAMURAIZMの方が個人的にには好きな曲調。途中抜きそうで抜かない日本刀にやきもきしてたらなんか鬼退治してた。まぁうたプリだからな鬼大事もするか彼岸花とその辺のモノクロになる演出も好きだったなぁ。

 

 

余談ですがこのユニット曲の後のMCでニンニン!って忍者してたのは天然なのかな音也くん。

 

 

最後の曲(早い!!)ST☆RT OURSは最初文字で見てない時はstar hoursって事かって思ってたけど違ったね。

これもサブスクで配信を聞いてて、2番の歌詞の「何十年経った後も 年取ってきちゃったねって ジョークを」という歌詞、本当に10年以上続いているジャンルだから言える言葉だよ………

「始まりをくれた君に 僕たちはどうやって返せばいい?」って歌詞、めっちゃグッときた。

そうだよ、私が高校生の時に同じ高校生でゲームとして出逢って、私たちも就職して仕事をする様になって。彼らも仕事としてアイドルをして。

その間の10年経って作り上げたものって、もうちょっとした事では崩れないんだろうなぁ。

確かに私たち、10年も経てば歳取るしおばさんになってしまうけど、プリンス達は変わらず愛してくれてるんだなって愛情に溢れた曲でした。

 

 

そこでエンドロールが流れて、曲のそれぞれハイライト的な感じで場面の静止画が流れて、その後メイキングが流れて、その後!!

カルナイとヘブンズが見にきてたんだ!!!!とアニメ見てた勢としては胸熱でした。

いつまでもカルナイとは先輩後輩であって欲しいし、ヘブンズとはライバルであって欲しい。

 

その後!!!!!!!!!!!!!!!

春歌ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!

見に来てたのね!!!!!!!!!!!!!!!

ここ1番大興奮でした。

私は夢女子じゃないんですけど、1番好きだったのが音也ルートで音春めっちゃ好きだったので、ちゃんと居る!!!!!!!!!!ってのが嬉しかったです。

春歌ちゃんがちゃんと舞台袖でみんなを見守っている感じ、最高でした。

 

 

まさかあると思わなかったのでアンコールあるんだ!!?!って慌ててペンライト持ち直した。ほんまにライブじゃん。

実は今まで無かった同室組のデュエット胸が熱かった。

夢女子というか腐女子なので、それぞれの組み合わせ好きだったなぁ……とか邪推してしまったり。(ごめんなさい)

 

その後に最後の曲!みんなも知ってるあの曲で!って話してたのを聴きながら、いやーとは言え10年ブランクあるからきっと知らないんだろうなって思ったら!!!!!

まさかのマジLOVE1000%だったのでキャー!!って喜んでしまった。

恐れ多くもうたプリのライブは行ったことが無かったので(今までの劇場版も見てない)、ペンライトをこの曲で振れるってめちゃくちゃ良いじゃん…………って楽しくなっちゃってました。

ただニコニコで見てた世代だったのでコールはニラ!!!!!カニ!!!!!でした。すいません。

 

あっという間の65分。

本当に楽しかった。

これ、絶対明日の肌ツヤ良いぞ。

やっぱりアイドルって良いですね〜〜〜

今絶賛治りかけの大怪我治療中なんですが(Twitter参照)、多分怪我も治る速度早まるな。

健康に良いぞきっと。

 

聞く話によると、これの前のプロローグがあるらしいので、そっちも見てみようと思います。

 

10年ぶりのうたプリ

そこは出戻りにも優しくて(私の場合は)、知らない間にプリンス達は成長していて、それでも変わらないものがあって、懐かしくも楽しい1時間でした。

 

ちなみに入場特典の銀テープはレンでした。

 

 

最後に。同僚さん本当に誘ってくれてありがとうございます。楽しかったよ!!!!!!

 

 

2.5苦手PがsideM舞台を見に行った話


みなさん舞台ってよく見に行かれてるんでしょうか。
周りの友人は刀ミュが大好きだったり、○○ステが好きだったりと様々です。
そんな友人に囲まれている私ですが、私自身は2.5次元舞台というものにさほど耐性が無いのです。
言ってしまえば「苦手」な方。
嫌いとは言えないけど、あまり得意ではないかな、ぐらいの感じです。
でも友人が話す2.5次元舞台やミュの話を聞くのは大好き。友人が狂ってる所を見るのが好きという感じです。
どうして苦手なのかはよく分からないけど、きっと私と似たような人も居るのではないでしょうか。

そんな私がなんと、2.5次元舞台を観に行きました。
「ドラマチックライブステージ アイドルマスターsideM」です。



-----ここから自分の話なので
次の線まで飛ばしてOKです----------



私のP歴としては、sideMが2周年アニバーサリーをしている時に始めたので、5、6年といったところです。ムンナイで落ちたPです。
今マイデータ見てきたら2016年6月にモバゲー版のsideMを始めてました。もうそんな経つのね。
担当はドラスタ、桜庭薫Pです。桜庭の完璧主義で真面目でひたむきなのにちょっと抜けてる部分があったりする部分が好きで、担当になったきっかけです。

正直最初「sideMが舞台化!」と言われた時に、私は(私は見に行かないけど、新規のPが増えるきっかけになるなら良いと思う)という気持ちでした。
肯定的だけど、自分には関係ないかなという感じ。

それが、職場の人(私がsideM好きなのを知ってる)に、
「ねぇ!!!sideMの舞台行きませんか!!!!!!チケット余ってて!!!!!どうですか!!!!!」
と声を掛けられたのがきっかけでした。

その時、何故か「行きます」と一言、反射的に言葉が出ました。
本当にどうしてだかは分からないけど。
職場の人が元気いっぱいで、sideMを知らないけど好きな俳優さんが出てると話してくれて、前に思った「新しいPが増えるきっかけ」だったのが嬉しかったのかもしれません。

その勢いのまま、6/21のマチネ公演当日。
3rdライブ以来のsideM現地だったので、チケット!ペンライト!と用意するのに少しウキウキしていた自分も居ました。
気持ちとしては、(期待を大きくしてがっかりしたくないので)あまり大きな期待はしないけど、少し不安で楽しみでした。

正直、出ている俳優さんは誰も知ってる人が居ませんでした。
演出や脚本の人も知らない。
前知識はほぼゼロです。
ただ、TLのフォロワーさんが「凄い良かった…!!」と声を揃えて言っていたので、それだけを頼りにして行きました。

-------感想ここから--------
ネタバレを含むのでご注意下さい。



正直に言うと、思ったよりは楽しかった。

内容としては100分の上映時間は短い。
他のステ作品に比べても短いらしい。
短いからこそ、詰め込みまくってる。
ストーリーの内容は記載にもある通りに「アイドルマスターsideM  GROWING STARS」のメインストーリーとほぼ同じ。
クラファの出会いやきっかけ、ハイジョとドラスタの日常に加えてアイドルになったきっかけの話など。
それがめちゃくちゃ圧縮されている。

私は他の2.5次元の舞台やミュを観たことがほぼ無いので比べ様がないですが、ど素人が見た反応では「早口」「話の展開が早すぎる」という感じです。
もう少し枠を広くするのは出来なかったんだろうか。
きっと何か練習期間が取れなかったり等の制約があった上での仕上がりなんだと思う。
ぶっちゃけ、ここはサイスタを遊んで無い初見の人をちょっと置いていってるのでは?と思わざるを得ない。
せいぜい理解できて「なんか色々なきっかけがあったんだなぁ」程度。
非常に惜しい。

舞台の進行として、私たちプロデューサーとの簡単な出会い→日常をはさみつつ練習風景→ライブ前の意気込み→ライブパートという形。

練習の時に、桜庭が一人で抱え込んで無茶をして〜というお約束の流れは一緒。
そこはアニメ準拠な感じがしました。早回しだけど。

練習を重ねてよし!本番だ!
そこで一旦幕が降りて、山村登場。
「プロデューサーさん、本当にお疲れ様でした」と声をかけてくれる。
そう、舞台では何度もアイドルたちが「プロデューサー!」とこちらを向いて声を掛けてくれる。
私たちは舞台の観客だけど、アイドルたちのPなんだよ。という大事な所は変えてこなかったのは本当によかった。
一緒に働く仲間、というアイドルマスターの根底はきちんと残っていたのがよかった。
あくまでも仕事仲間。お客さんじゃない。

山村の話が終わると、幕が降りたところにプロジェクターで映像が映し出される。
それがとても良かった。 

ゲームやアニメでも描かれてきた、ステージ本番前の舞台袖の中での話。
緊張していたり、ワクワクしていたり。
こちらに向かってプロデューサー!来てくれたんだな!と声を掛けながら自分の心境を話したり。
ここがかなり良かった。
アイドルマスターだからこそ、見える景色。
プロデューサーだからこそ、見える景色。
「いってらっしゃい」と送り出す背中。
そこを大事にしてくれている気がして、嬉しかったです。

ライブパートは、歌いながらダンスステージ。
3ユニットがそれぞれのユニット曲を披露して、3ユニット合同の曲を披露。
ダンスに関してはクラファ凄い。
本当にアイドルだ…と思いました。凄い。
クラファの新規曲で、すごく好みな曲。リリース予定のCD欲しくなった。
ドラスタも「あぁ!そうだよねドラスタだ!」と思わせる様な曲。スタセレに似てる曲。
ハイジョも元気いっぱいで、ドラムはほぼ正確な当てフリ付き。春名すげえ。スティック回しとかも出来ちゃう春名すげぇ。
合同曲も、本編の話で出た案とかが盛り込まれてて、アイドル達が頑張った姿だよ!という感じでとても良い。


ここで終わりかな、と思った時に、親の声より聞いた曲。
「ずっとずっと、その先へ」
ドアラが流れた時に、瞬間的に降りてきた。
ここは私の315プロ事務所ではない。
けれど、どこかの時空の315プロ事務所なんだな。
私はそう思いました。

拍手喝采のなか、公演が終了。
最後手を振って別れる時に、3階席までしっかり一人一人に目を合わせて見てくれた秋山隼人本当に感謝。

結論:
行こうか悩んでたら是非行ってみてください。
行かない後悔より、行った後悔。
やらない後悔より、やった後悔。

私の迷った時のスローガンですが、この言葉ってとても大切だと思います。
また機会を頂けたら、行ってみたいです。
2.5次元の苦手意識はまだあれど、全てが苦手じゃないんだなと、新しい自分に出会えました。
やっぱsideM楽しいわ。