もじゃ日記(ユズの香り)

感想とか諸々を。

2.5苦手PがsideM舞台を見に行った話


みなさん舞台ってよく見に行かれてるんでしょうか。
周りの友人は刀ミュが大好きだったり、○○ステが好きだったりと様々です。
そんな友人に囲まれている私ですが、私自身は2.5次元舞台というものにさほど耐性が無いのです。
言ってしまえば「苦手」な方。
嫌いとは言えないけど、あまり得意ではないかな、ぐらいの感じです。
でも友人が話す2.5次元舞台やミュの話を聞くのは大好き。友人が狂ってる所を見るのが好きという感じです。
どうして苦手なのかはよく分からないけど、きっと私と似たような人も居るのではないでしょうか。

そんな私がなんと、2.5次元舞台を観に行きました。
「ドラマチックライブステージ アイドルマスターsideM」です。



-----ここから自分の話なので
次の線まで飛ばしてOKです----------



私のP歴としては、sideMが2周年アニバーサリーをしている時に始めたので、5、6年といったところです。ムンナイで落ちたPです。
今マイデータ見てきたら2016年6月にモバゲー版のsideMを始めてました。もうそんな経つのね。
担当はドラスタ、桜庭薫Pです。桜庭の完璧主義で真面目でひたむきなのにちょっと抜けてる部分があったりする部分が好きで、担当になったきっかけです。

正直最初「sideMが舞台化!」と言われた時に、私は(私は見に行かないけど、新規のPが増えるきっかけになるなら良いと思う)という気持ちでした。
肯定的だけど、自分には関係ないかなという感じ。

それが、職場の人(私がsideM好きなのを知ってる)に、
「ねぇ!!!sideMの舞台行きませんか!!!!!!チケット余ってて!!!!!どうですか!!!!!」
と声を掛けられたのがきっかけでした。

その時、何故か「行きます」と一言、反射的に言葉が出ました。
本当にどうしてだかは分からないけど。
職場の人が元気いっぱいで、sideMを知らないけど好きな俳優さんが出てると話してくれて、前に思った「新しいPが増えるきっかけ」だったのが嬉しかったのかもしれません。

その勢いのまま、6/21のマチネ公演当日。
3rdライブ以来のsideM現地だったので、チケット!ペンライト!と用意するのに少しウキウキしていた自分も居ました。
気持ちとしては、(期待を大きくしてがっかりしたくないので)あまり大きな期待はしないけど、少し不安で楽しみでした。

正直、出ている俳優さんは誰も知ってる人が居ませんでした。
演出や脚本の人も知らない。
前知識はほぼゼロです。
ただ、TLのフォロワーさんが「凄い良かった…!!」と声を揃えて言っていたので、それだけを頼りにして行きました。

-------感想ここから--------
ネタバレを含むのでご注意下さい。



正直に言うと、思ったよりは楽しかった。

内容としては100分の上映時間は短い。
他のステ作品に比べても短いらしい。
短いからこそ、詰め込みまくってる。
ストーリーの内容は記載にもある通りに「アイドルマスターsideM  GROWING STARS」のメインストーリーとほぼ同じ。
クラファの出会いやきっかけ、ハイジョとドラスタの日常に加えてアイドルになったきっかけの話など。
それがめちゃくちゃ圧縮されている。

私は他の2.5次元の舞台やミュを観たことがほぼ無いので比べ様がないですが、ど素人が見た反応では「早口」「話の展開が早すぎる」という感じです。
もう少し枠を広くするのは出来なかったんだろうか。
きっと何か練習期間が取れなかったり等の制約があった上での仕上がりなんだと思う。
ぶっちゃけ、ここはサイスタを遊んで無い初見の人をちょっと置いていってるのでは?と思わざるを得ない。
せいぜい理解できて「なんか色々なきっかけがあったんだなぁ」程度。
非常に惜しい。

舞台の進行として、私たちプロデューサーとの簡単な出会い→日常をはさみつつ練習風景→ライブ前の意気込み→ライブパートという形。

練習の時に、桜庭が一人で抱え込んで無茶をして〜というお約束の流れは一緒。
そこはアニメ準拠な感じがしました。早回しだけど。

練習を重ねてよし!本番だ!
そこで一旦幕が降りて、山村登場。
「プロデューサーさん、本当にお疲れ様でした」と声をかけてくれる。
そう、舞台では何度もアイドルたちが「プロデューサー!」とこちらを向いて声を掛けてくれる。
私たちは舞台の観客だけど、アイドルたちのPなんだよ。という大事な所は変えてこなかったのは本当によかった。
一緒に働く仲間、というアイドルマスターの根底はきちんと残っていたのがよかった。
あくまでも仕事仲間。お客さんじゃない。

山村の話が終わると、幕が降りたところにプロジェクターで映像が映し出される。
それがとても良かった。 

ゲームやアニメでも描かれてきた、ステージ本番前の舞台袖の中での話。
緊張していたり、ワクワクしていたり。
こちらに向かってプロデューサー!来てくれたんだな!と声を掛けながら自分の心境を話したり。
ここがかなり良かった。
アイドルマスターだからこそ、見える景色。
プロデューサーだからこそ、見える景色。
「いってらっしゃい」と送り出す背中。
そこを大事にしてくれている気がして、嬉しかったです。

ライブパートは、歌いながらダンスステージ。
3ユニットがそれぞれのユニット曲を披露して、3ユニット合同の曲を披露。
ダンスに関してはクラファ凄い。
本当にアイドルだ…と思いました。凄い。
クラファの新規曲で、すごく好みな曲。リリース予定のCD欲しくなった。
ドラスタも「あぁ!そうだよねドラスタだ!」と思わせる様な曲。スタセレに似てる曲。
ハイジョも元気いっぱいで、ドラムはほぼ正確な当てフリ付き。春名すげえ。スティック回しとかも出来ちゃう春名すげぇ。
合同曲も、本編の話で出た案とかが盛り込まれてて、アイドル達が頑張った姿だよ!という感じでとても良い。


ここで終わりかな、と思った時に、親の声より聞いた曲。
「ずっとずっと、その先へ」
ドアラが流れた時に、瞬間的に降りてきた。
ここは私の315プロ事務所ではない。
けれど、どこかの時空の315プロ事務所なんだな。
私はそう思いました。

拍手喝采のなか、公演が終了。
最後手を振って別れる時に、3階席までしっかり一人一人に目を合わせて見てくれた秋山隼人本当に感謝。

結論:
行こうか悩んでたら是非行ってみてください。
行かない後悔より、行った後悔。
やらない後悔より、やった後悔。

私の迷った時のスローガンですが、この言葉ってとても大切だと思います。
また機会を頂けたら、行ってみたいです。
2.5次元の苦手意識はまだあれど、全てが苦手じゃないんだなと、新しい自分に出会えました。
やっぱsideM楽しいわ。